人に話を聞いて、アイデアの参考にしています。

設計者は、頭をひねる時間が長いと思われがちですが、煮詰まってしまうと良いアイデアが生まれません。ですから、考え方を転換するために周囲に意見を求めたりします。その時に気を付けるのは、難しく話を振るのでなく、冗談交じりに軽いトーンで聞いてみること。柔らかい発想こそが、良い製品を生み出すからだと思うからです。

例えば、「こんなことしたいんだけどさぁ～、どーしたらいいと思う？？」という問いかけに対し、「○○したらいいじゃん」と自分一人で考えていたら絶対に思いつかないアイデアがでてきたりして、それが結果的に突破口となることもあります。

試作屋にご依頼頂く設計の多くは、お客様の新しい製品へ繋がります。その多くはまだ世界に前例がなく、機能を成立させるためのアイデア出しから難儀します。その時は自分だけで抱え込まず、周りをどんどん巻き込んでアイデアを発掘していくよう心掛けています。ただ、そのアイデアを製品の設計に落とし込むのは一苦労しますけどね。

イナックは自分の手を動かして何かをつくるのが好きな人にとっては、仕事ではなく「志事」になると思います。

やりがいを感じながら自分の描く目標やビジョンの達成に向かって、業務に励むことができます。また、私を含めモノづくりを趣味にしている人がパっと思いつくだけでも数名いますので、入社後は同じ志をもった人に出会えるでしょう。

当然ながら、お客様のニーズにお応えしなければならないというプレッシャーや違う考えを持つ者同士の意見を、擦り合わせていかないといけないという大変さがあります。しかし、それ以上のやりがいを感じられる仕事だと思います。今、少しでも興味を持っていただけているのなら、ぜひ応募してみてください。きっと皆さんも透明品の抜きんでた美しさの虜になってしまうと思います。