当社の技術を使った新たなご提案をご紹介する特集コーナー
第二回のテーマは「工場設備の透明化」
最適な材質、工法を選りすぐりご使用状況に合わせたベストな透明品をご提案いたします。
イナックの幅広い対応技術力で工場内のあらゆる箇所を透明にいたします。
お客様の工場で使用されているロボットアームカバーを透明化致します。
カバー取り外すことなく目視点検出来るので保全効率アップが図れます。
カバー現物をお預かりすることで、弊社が透明カバーを製作致します。
是非使用用途をご相談ください。
お客様にとって最適な工法をご提案させて頂きます。
真空注型は、複製元(マスターモデル)の反転形状をシリコーンゴムへ転写し固めたゴム型を製作し、真空環境で液体の注型樹脂材料をシリコーンゴム型へ流し込み成型する工法です。成型品形状のもとになる「マスターモデル」は、現物の他、切削加工品、3Dプリンター造形品など使用出来ます。
・金型製作と比較して短納期、低コストで製作出来ます。
・設計変更など形状変更を伴う場合でも、マスターモデルへ追加工を施しシリコーン型を製作することで素早い対応が可能です。
現物を型取りして製作いたしますので、部品図面や製作データは不要です。現物送付して頂くのみで製作致しますので手間が掛かりません。
材質は、透明ウレタンで、硬度調整や着色なども可能です。
透明の他、ABS相当、PP相当、エラストマー、GF添加など対応可能です。
例1.点検工数低減
例2.少しでも早期に故障の兆候を察知する
例3.危険な場所の点検箇所を遠隔点検する
【真空注型工法による製作】
材料:透明ウレタン
◆カバー取り外し工数の削減と点検時の危険リスク低減
・カバーを開けずに内部点検が出来ます。
・WEBカメラ設置により、危険な場所でも安全に遠隔点検/監視が出来
ます。
・現物カバーを型取りして製作しますので、比較的短納期で対応
可能です。
①詳細打合せ(御社へご訪問させて頂きます)
ご使用環境や目的などお聞きし詳細仕様を決定します。
使用工法についてもご説明をさせて頂きます。
②現物カバーのご支給
現物を複製元(マスターモデル)として使用します。
③複製元(マスターモデル)の仕上げ・追加工
複製元の材質や面の平滑性によっては、完成品の透明品質に
影響を与え、仕上げが必要な場合があります。また、一部分透明化
については、現物への追加工が必要になります。
④真空注型工程
④-1シリコーンゴム型取り
複製元(マスターモデル)の形状をシリコーンゴムを使用して型取
りします。
④-2真空注型
真空注型機(真空装置)の中で、型取りしたシリコーンゴム型へ
真空注型材料を流し込み、その後真空注型機内部を大気圧へ
戻すことで成型品が出来上がります。
④-3仕上げ
注型品のパーティング、ゲート、オーバーフローのバリを滑らかに
仕上げします。
⑤受入れ出荷検査
お客様の仕様に基づいた品質確認を実施致します。
【切削工法による製作】
材料:透明ポリカーボネート樹脂
カバーを透明にすることで、いつでも簡単に内部確認が出来ます。
【容易に内部確認が出来る】
・グリスの減少、劣化や汚れ状態が容易に確認できます。
・点検時間が大幅に短縮できます。
・予想外の異常を早期に検出することが出来ます。
①詳細打合せ(御社へご訪問又はWEB打ち合わせをさせて頂きます)
ご使用環境や目的などお聞きし詳細仕様を決定します。
使用工法についてもご説明をさせて頂きます。
②製作CADデータ又は現物カバーのご支給
現物のCADデータが有ればご支給頂き、CADデータがない場合は、
弊社にて現物を計測してモデリングを行ないます。
③切削加工(マシニングセンタ)
透明樹脂の中でも耐衝撃性と耐熱性に優れた透明ポリカーボネート
樹脂(PC)を切削加工して製作します。
④仕上げ
バリ取りなど手仕上げを行ないます。
⑤透明化処理
切削加工により白濁するため、透明化処理を行ない材料本来の透明
に戻す独自の透明化処理を施します。
⑥受入れ出荷検査
お客様の仕様に基づいた品質確認を実施致します。
【真空注型工法による製作】
材料:透明ウレタン
・【透明ケーブルキャリア】と【特殊被覆ケーブル】を併用し、市販の
UVライトを照射することで、ケーブルの被覆損傷を容易に発見でき
ます。
・損傷部分が蛍光色で光るので比較的遠くからでも検出出来ます。
・軽度の被覆損傷でも検出できるので、故障に至るまでに猶予が生まれ
計画的なメンテナンスが可能になります。
現物のケーブルキャリアをマスターモデルとして透明真空注型にて
製作します。部分的な着色や表示フィルムなどのインサート注型も
可能です。
・JMACS(株)様が開発した特殊ケーブルで、ケーブル被覆の損傷部分が
UV光に反応して光ることで容易に損傷部分を見つけることが出来る
特殊ケーブルです。
特殊ケーブルについてのご用命は、JMACS(株)様をご紹介させて頂き
ますので弊社までご連絡をお願いします。
【切削工法による製作】
材料:透明ポリカーボネート樹脂
加工設備のカバーを透明化し内部可視化することで、設備点検が容易に
なります。
材料は、耐衝撃性、耐熱性に優れた透明ポリカーボネート樹脂を使用しています。
--- 活用事例 ---
【クーラントタンクのカバーの透明化】
クーラント量、バケット切粉堆積状態を見える化出来ます。
☆カバー取り外し手間が省け工数削減に役立ちます。
【マシニングセンタのツールマガジンカバーの透明化】
ツールクランプ機構への切粉詰まり、緩みの点検
☆マシンを動作中でも点検が可能であり生産性が向上します。
常時点検できるので突発的な故障による設備停止が減らせます。
【サーボモータ保護カバーを透明化】
設備劣化の見える化
☆設備が劣化するとモータへ過大な負荷が掛かることでモータ筐体が
過熱し、強いては設備の異常停止に繋がります。
モータ筐体へ不可逆性サーモラベルを貼り、モータ筐体の異常な温
度上昇を見える化することで設備メンテナンスの目安になります。
【切削工法による製作】
材料:透明ポリカーボネート樹脂
フィルターの目詰まりを一目でわかる便利な改善をご紹介いたします。
●問題点
・フィルターは、初期状態で白、淡いグレー、濃いグレー、黒など
様々な色があり、使用している種類のフィルターが混在している場合
など、色の判断では間違えてしまうこともあります。
●フィルターカバーの透明化で問題点が一気に解決!
・透明カバーで押さえている部分は初期状態のまま色が変化しませんが
通気する部分は汚れて変色するので、一目瞭然で汚れ具合が分かりる
ようになりました。
--- 活用事例 ---
・加工設備制御盤
・ロボット用制御盤
・産業用組み込みPC
・社内サーバー
・現場内のデスクトップPCなど